Veil
強がりね 誰も彼も 往生際が悪いのよ
気付かれてないとでも思ったの?
あらあら、その揺れるジェンガ 次はどこを引くのでしょう
より一層空回る足はもつれて しわくちゃシャツに折れたヒール
鍛冶屋は万年定休日 誰の認可を求めてるの?
この列車は間もなく沸点へ向かいます
頑張ってるのよって言えない罪に
もう 手中の段位だって歯も立たず
先の見えない段丘を踏みしめて
自分なりにはまあそれなりといえなくもない
でも足りない 満ちない こぼれ出ない臓器を汲み取って
仰せのままに生きるのだって 簡単だよね 楽じゃないよね
口先の猫を剥いで さあ 出ておいで
まったくね 揃いも揃ってブランコ飛び乗って
定数を切り上げた 軋んで鳴いた
でもでも、降りない理由を 知ってしまったんでしょう
不揃いな積み木を無遠慮に積まれて YESは何を救う?
警備員はモヌケノカラだし ダンスは上手に踊れないし
エレベーターは もうどこにも止まりません
間違ってたよって言えちゃうのよ
どう考えたってパラドックスの渦は
まるで矛盾の二重螺旋構造
価値や意味を求めることの価値や意味を教えて頂戴
その物憂げな視線は未来を?苦悩を?それともこの体を?
刺し違えてだって守りたいものなんて あるわけないじゃん
この頭蓋骨をぶち壊して 目を覚まさせて
ひねくれたぐにゃにゃへそ曲がり
そのヴェールを引き裂いて 今 変えてあげるわ