赤い腕



赤い腕で 君を抱いたよ
赤い腕で 君を抱いたよ
騒ぐ胸が 君を潰してしまいそうなくらい 震えてたの



ひとりぼっちの空は広くて
誰かが思うほど居心地だって悪くないよ
朝も昼も夜も思いのままで
まあ ちょっとお腹が空くぐらいどうってこともないよ


一途なものなんか無くたって
守られる保証など無くたって
笑っていられなくたって
泣けるだけまだ大丈夫だよ


青い川に 僕は沈むよ
青い川に 僕は沈むよ
届くことのない 水面に揺れる星屑に手を 伸ばしながら



熱いスープはいつかは冷めて
おとぎ話のようなハッピーエンドはありえないよ
虚ろな目を見つめて笑う
さすがに悪い気はしないけど返す義理は無いよ


君を傷つけてしまう日が
君が消えて離れてく日が
いつか必ず来るのだろう
今ならまだ間に合うよ


赤い腕を 君は抱いたの
赤い腕を 君は抱いたの
決して脱ぎ去ることのできない宿命さえも 迷いなく

赤い腕で 君を抱いたよ
赤い腕で 君を抱いたよ
騒ぐ胸が 君を潰してしまいそうなくらい 震えてたの